寝る部屋。清の妃の宮では、梢間の奥に床を作り付け、前に炕罩(床罩)を立てて帳を垂らし、上に冠のような彫りの飾り(毗盧帽)を載せることが多い。家具の寝台を部屋の中に置くより、部屋の一部として床を囲う作り。主の居間は東、寝宮は西の梢間に置く例が多く、長春宮・儲秀宮はどちらも西の梢間が寝宮。長春宮の西梢間の 2 つの寝床には、夔龍・雲龍を彫った毗盧帽が付く。
妃・1800–1912
梢間の奥の床を、毗盧帽と帳の炕罩で囲う。手前に梳妝台・衣箱・鼓墩。
妃・1550–1644
梢間の奥に架子床、衣架と盆架、衣箱の上に銅鏡の鏡台。
西の梢間。奥に床を作り付け、前に炕罩(毗盧帽と帳)を立てる。
元にした図・実物: 付録 C2 §B-1・§B-3(長春宮・儲秀宮の西梢間。推定)
明の宮の梢間。板壁で区切り、架子床を置く。窓は紙。
元にした図・実物: 付録 C2 §C-4(推定)
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伊東忠太 解説
1926年(刊行)・国立国会図書館